萩原技研の社訓健和富

経営理念

我々は、常に善良な心で行動し一人ひとりの幸せと生きがいを追求して努力精進し、社業の発展をもって広く社会に貢献する

我が社は建設コンサルタント業を通じて“人間力”を作る仕事をしております

皆さんこんにちは。社長の萩原です。

我が社は建設コンサルタントという仕事を業としていますが、建設コンサルタントという仕事はある意味、地味な職業といえるかもしれません。
なぜなら私たちの事業の主たる相手先が国や地方の自治体および公共団体であり、テレビや新聞などマスコミに広告を出すこともなければ、記事として話題に上ることもありません。
かろうじて建設関係や土木関係の業界紙に登場するだけです。

社長写真

しかし、私たちの仕事は確かに目立たない仕事ではあるけれども、国や地域の発展に欠かせない、縁の下の力持ちであると自負しています。我々が扱っているのは、社会資本整備 という意義のある分野だからです。私たちの主な業務の一つ、「道路整備」を例にとってみても道路が整備されるだけで交通の流れは変わり、生産物や加工品の物流スピードが格段にアップし、救急・災害復旧時の命脈等地域に利便性・活性化をもたらします。

もともと私たちは、公共事業を中心とした土木事業における企画、調査、計画、設計、施工管理等の各段階において、技術サービスを提供してまいりました。しかし、皆さんもご存知の通り、「その工事は必要か、必要でないか?」の議論など国民の認識は大きく変化しております。こうした中、事業執行者には、国民とのコミュニケーションや説明責任を十分に果たすことが求められています。ここに建設コンサルタントの新しいあり方が隠されているように思います。

そこで私たちの新しい役割として

の二つです。まさに、より高いレベル、より高い見地から公共事業を捉える立場にならなければならないのです。そうした時に、私は二つのスキルがとても重要性を増してくると考えています。

それは
「より高い技術」 「より高い人間力」 です。より良い仕事をこなしていくためには高い技術は必須の要件です。ましてや、これまでの枠を超えて新しい分野を担っていかなければならないのですから、どこにも引けを取らないだけの専門知識、技術が必要です。

しかし、それよりももっと大切なもの、それは高い「人間力」に他なりません。人間力、その捉え方は人によって千差万別ですが、私は次のような観点で捉えています。

積極性、明るさ、素直さ、責任感、協調性、想像力、判断力

などです。私たちの企業はいわゆる「技術立社」です。こういう技術を売り物にする企業では、「技術さえ磨けばそれでよい」とか、「資格さえ持っておれば仕事は自然とやって来る」とした考えに陥りがちです。しかし、そんなことは決してありません。

技術、専門的知識は最低必要条件であって、絶対条件ではない ということです。「この人に仕事を頼みたい」「この人ならまかせられる」といったごく人間くさい「信頼」がベースにあってこそプロの仕事だと言えるのです。こうした観点から、私は常に社員に対して技術者あるいは職務上の役割としてではなく、一人の人間としていかにあるべきか?を問い続けています。

二面性+調和+感謝の心+信頼=私が現在モットーとしていること。想い。

二面性

強いかと思えば涙もろく、厳しいかと思えばとてつもなく優しい。また、物事を一瞬にして判断するかと思えば何日も熟慮してみたり…、と異なる価値観を綾織りのように同時にやれる人間、それが私の目指す人間像です。
これは一見、二重人格のようにも見えますがそうではありません。例えば社員に対して厳しい言葉を発せられないのは、人の目を気にし、自分自身が「良い人に見られたい」という思いが強すぎるきらいがあると思うのです。

二面性

本当に相手のため、相手の成長のためという大前提があるなら両極端の一見矛盾した行動をとることができるはずです。

調和

いま社会は文明の発達でどんどん新しい技術や商品が生まれています。確かにこのことは人々の暮らしを豊かに、便利にするメリットがあります。しかし、一方では地球温暖化をはじめとする環境破壊や格差の出現および人間そのものが持つ潜在能力を低下させてしまうというデメリットもあります。これから先の21世紀はまさに調和の時代です。

調和

「発展と均衡」「進歩と抑制」、今一度立ち止まって考える 時代に入っているのかもしれません。

感謝の心

今こうして会社経営に携わらせていただいてるのも、両親の働く姿をじっと見つめ続けてきたこと、また学校の先生をはじめとして、いろんな場面で影になり、日向になり私を支えてくださった多くの方のお陰だと感謝しています。

また、私の父は小さい頃海で溺れ危うく命を落とすところだったと聞いたことがあります。幸い近くにいた人に助けられ今日があるわけですが、その話を聞いて命をいただいている、生かされているという謙虚な気持ちが大切だと思いました。そこには「足るを知る」という心構えも必要です。人間、自分一人では決して生きられません。

感謝の心

もっといい生活がしたい、もっといい物が食べたい、もっといい車に乗りたい、そうした考えが際限なく続いていった結果、現在の環境問題を引き起こしているのかもしれません。際限なく欲望を膨らませるのではなく、まさに今自分が置かれている環境に心から感謝することが大切なのではないかと考えています。

信頼

昨今の食品偽装、産地偽装あるいは耐震偽装など企業不祥事の話題に事欠きません。私はこうした不正そのものは許されざるものであり、この経営者を擁護する気はありません。私が注目したいのは、こうした不正のほとんどが内部告発だったというところです。これはいかにかねてから社員との信頼関係が構築できていなかったかの証です。

信頼

偽装した社長にも言い分はあったようです。これだけ世の中が豊かになってきて物があふれ、一方では余った食品がどんどん捨てられていく現状を見て、「もったいなかったから…、ものを大切にする観点が必要だと思ったから」という論理も少しは理解できます。しかし、だからといってモラルに反することはやってはいけません。

私は、この賞味期限等の不適正表示は「地球資源が乏しくなる一方の時代、この廃棄処分をどう考えるか?」と社員を巻き込んだ形で議論をしておけば良かったのでは?と思うのです。社長の環境に対する考えを徹底して社員と議論しておけば新しいアイデアも浮かび内部告発という事態も、食品偽装という事態も避けられたのかもしれません。まさに 社員と真っ向から相対する、本音でぶつかる、逃げない ということが大事だと思います。それがいつしか信頼関係につながっていくのではないでしょうか?しかし、こういう私もほとんど実行できていないのが実情です。ですから社員の皆さんからは忌憚のない意見をどんどん私に聞かせて欲しいと思っています。

 代表取締役 萩原 功一郎